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中国を舞台に、罪を背負った青年と黒い犬の絆を美しいブルーグレイの映像で描き、2024年・第77回カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門の最優秀作品賞とパルム・ドッグ審査員賞を受賞したヒューマンドラマ。
2008年、北京オリンピックの開催が迫る中国。誤って殺人を犯し服役していた青年ランは刑期を終え、ゴビ砂漠の端に位置するさびれた街に帰郷する。人の流出が止まらず廃墟が目立つ街には、捨てられた犬たちが野犬化し群れをなしていた。知り合いの警察官に誘われ地元のパトロール隊で働くことになったランは、ある日、群れに加わらず単独行動している黒い犬と出会う。賢く決して人間に捕まらないその犬とランとの間には、いつしか奇妙な絆が芽生えはじめる。
「疾風スプリンター」「オペレーション・メコン」のエディ・ポンが寡黙な青年ランを時にユーモラスに演じ、「フラッシュオーバー 炎の消防隊」のトン・リーヤーが共演。さらに、映画監督のジャ・ジャンクーが重要な役どころで出演。「エイト・ハンドレッド 戦場の英雄たち」のクワン・フーが監督を務めた。
ネット上の声
- カンヌ国際映画祭、東京国際映画祭、横浜国際映画祭!
- 製作年2024年
- 製作国中国
- 時間110分
- 監督グァン・フー
- 主演エディ・ポン
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ブラジルのウォルター・サレス監督(「オン・ザ・ロード」「モーターサイクル・ダイアリーズ」)
が、中国を代表する映画作家であるジャ・ジャンクー監督(「罪の手ざわり」「長江哀歌」)に密着したドキュメンタリー。2014年・第15回東京フィルメックス特別招待作品。
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国ブラジル
- 時間---分
- 監督ウォルター・サレス
- 主演ジャ・ジャンクー
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1980年代の台湾映画界に生まれた潮流「台湾ニューシネマ」の足跡と後世に与えた影響をひも解くドキュメンタリー。台湾はもとより、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各国の映画人たちにインタビューを敢行し、日本からは俳優の浅野忠信や映画監督の黒沢清、是枝裕和、評論家の佐藤忠男らが登場。当時の作品や映画運動の意義について語るほか、ベネチア映画祭金獅子賞受賞作「悲情城市」を手がけたホウ・シャオシェンや「恐怖分子」のエドワード・ヤンら、台湾ニューシネマを代表する監督たちの作品映像も多数交える。2015年・第10回大坂アジアン映画祭で「光と陰の物語:台湾新電影」のタイトルで上映。16年、特集上映「台湾巨匠傑作選2016 世界の映画作家に影響を与え続ける台湾ニューシネマの世界」で劇場初公開。
ネット上の声
- 映画はずっと好きだけど自分の中で大切にしたい作品はこういう作品だと分かったのはほ
- ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンの映画の断片をスクリーンで見られるだけでもそ
- 台湾映画のヌーヴェル・ヴァーグである台湾ニューシネマとは何かを、世界中の映画人た
- ジャ・ジャンクーの、台湾ニューシネマが衰退したことを台湾の民主化と関係づけるのは
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国台湾
- 時間109分
- 監督シエ・チンリン
- 主演ホウ・シャオシェン