行き場のない虚無感を抱える少年と、孤独な少女の出会い。閉塞した地方都市で、二人の心が静かに交錯する青春の一夜。
海沿いの小さな町。高校生のコウは、口のきけない母と二人暮らし。未来に希望を見出せず、ただ無気力な日々を過ごしていた。ある夜、彼は同級生のミズキと偶然出会う。彼女もまた、複雑な家庭環境の中で孤独を抱えていた。誰にも言えない痛みを共有するかのように、二人は夜の町を彷徨う。特別なことは何も起こらない。しかし、言葉少なな対話と、共に過ごす時間の中で、コウの心に微かな光が差し込み始める。停滞していた日常が、この一夜を境に少しだけ動き出す予感。現代の若者が抱える閉塞感と、その中にかすかに見える希望を繊細に描いた物語。
ネット上の声
- 自分の親を思い出す映画でした。
- アンビエント少年
- 酔ってるね
- 行くと毎回違う感情になったり、違う景色に見えたり、そういう場所があるって人生の強
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間57分
- 監督阿部はりか
- 主演中尾有伽