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死刑囚と牧師、半年の対話。閉ざされた面会室で交わされる言葉が、生と死、罪と赦しの意味を問う魂の物語。
舞台は拘置所の小さな面会室。プロテスタントの牧師である佐伯は、月に一度、年齢も境遇も異なる6人の死刑囚と対話を重ねる。饒舌な若者、おとなしい老人、自己中心的なヤクザ。彼らがぽつりぽつりと語り出す、罪、家族、そして生への執着。佐伯はただ耳を傾け、寄り添おうとするが、彼らの言葉は鋭く突き刺さり、自身の信仰や価値観を激しく揺さぶる。赦しとは何か、救いとは何か。限られた時間の中で交わされる魂の対話の記録。やがて訪れる「その日」を前に、彼らと佐伯が見つけ出すもの。
ネット上の声
- 死刑制度の意義を改めて考えさせられました
- 怖さを受容し克服するか、抹殺するか
- いい映画だが、娯楽性にとぼしい
- 俳優陣だけでも見る価値あり。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督佐向大
- 主演大杉漣
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郊外のスクラップ工場、退屈な日常。一つの窃盗事件が、二人の男の運命を狂わせる、予測不能のクライムサスペンス。
郊外の金属スクラップ工場で働く秋本。無気力な日々を送る彼の前に現れたのは、どこか影のある同僚・谷口。ある夜、谷口が工場の銅線を盗み出す現場を秋本は目撃してしまう。その出来事をきっかけに、二人の関係は歪に変化し、平凡だったはずの日常は取り返しのつかない闇へと転落。逃れられない共犯関係の果てに、彼らを待ち受ける衝撃の結末とは。静かな狂気が日常を侵食するスリラー。
ネット上の声
- 最後は指導者になる男の話
- ずっと生々しい
- ストーリーを知らずに見たのだが直前に見た「波紋」と同じく宗教団体と踊るシーンが出
- 抑圧された生活を送る男がある事件をきっかけに覚醒していく話で、全く予想の付かない
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督佐向大
- 主演足立智充
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「マジックユートピア」の遠山昇司が同作以来6年ぶりにメガホンをとり、令和2年7月豪雨で被災した熊本県の球磨川を舞台に描いた、生命をめぐる物語。
生まれて間もない息子を亡くして失意の底にいる37歳の瑞波は、故郷の熊本県八代市に10年ぶりに帰省する。幼なじみの恵介や良太と久々に再会した彼女は、彼らとともに豪雨災害の傷跡が残る球磨川をめぐる。川を前に、災害当時それぞれが見たものを語りあう3人は、やがて不思議な現象に遭遇する。
「決戦は日曜日」「ピンカートンに会いにいく」の内田慈が瑞波役で主演を務め、「教誨師」の玉置玲央、熊本県出身のベテラン俳優・中原丈雄、舞台を中心に活動する山崎皓司が共演。
ネット上の声
- 熊本豪雨災害
- 静かな演出にマッチしない大袈裟な劇伴と、意味深なセリフの数々に引いていく自分を踏
- 生後間もない息子を亡くした瑞波(#内田慈)が、失意の中、10年振りに故郷熊本に帰
- NOT LONG、 AT NIGHT -夜はながくない- の遠山監督の新作
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督遠山昇司
- 主演内田慈