全3作品。菅井玲が出演した映画ランキング

「スモーキー・アンド・ビター」の神威杏次監督による、家族の絆や親子愛をテーマにした無国籍ハードボイルド。山道にあるダイナーを1人で切り盛りするレイのもとに、家出をしてきたという少女・亜衣が現れ、「雇ってほしい」という彼女をレイは仕方なく受け入れる。そんなダイナーにある日、強盗が押し入る。しかし、そこで強盗が目にしたのは、フロアに転がる男の死体、血に染まった札束、銃を手にした屈強な男とアザだらけの女の姿だった。一方、ある闇カジノでは、盲目の男が、ひとりの男を相手に、資産家が墓に隠した財宝について語っていたが……。一見、無関係に見えるさまざまなエピソードが次第に結びつき、やがて物語の全容と真実が明らかになる。

エリート街道を進んでいた刑事の長塚は、上司の不祥事のあおりを受けて所轄に左遷され、妻からも離婚を突き付けられ、うだつの上がらない日々を送っていた。起死回生を図るべく、なんとしてでも実績を上げ、刑事としてもう一度表舞台に立とうとしていた。一方、長塚のSである探偵の下山は、ある女性から父親探しの依頼を受けていた。下山が探し当てたその父親は、「アベさん」と呼ばれるホームレスとなっていた。そんな中、下山は長塚から拳銃摘発の捏造に協力させられ、出頭する人間を用意するように迫られる。下山は、アベさんにその話を持ち掛けるが…。

SNSを通じて恐ろしい犯罪が広がってしまう様を描いたサスペンスホラー。雪深い冬の新潟で、女子高生の小田島奈津美が何者かに惨殺され、その殺害シーンがSNS「フリーダム」を通じてネットに中継されるという事件が発生。奈津美の担任教師・藤崎亜耶乃は、事件にショックを受ける。一方、新潟県警のベテラン刑事・桜井は、独自の視点から事件の特異性に着目し、捜査を進めていたが……。匿名ゆえに増幅される加虐性や、容易に誰もが危険な映像を配信できる現実など、SNSが普及した現代ネット社会が抱える問題を通して、人間の狂気を描き出していく。