終戦間際の田舎の村を舞台に、戦地に男たちを奪われた3人の義理の姉妹を描いたドラマ。
昭和20年、春。とある地方の村の嶋田家に嫁いだ3人の女たちは、戦争で男たちが不在の家を守り続けている。家長であるはずの長男の妻・智恵は心のバランスを崩し、幼い子どものように振る舞う。三男の妻・恵美はそんな義姉を気遣い明るく振る舞おうとするが、次男の妻・陽子は智恵がそれを演じているのではないかと疑っていた。やがて、世界が反転するような報せが彼女たちのもとに届く。
キャスト・スタッフには2020年に解散した「劇団前方公演墳」の主要メンバーが集結。本作で初メガホンをとる小野寺隆一監督が同劇団で作・演出した短編舞台をもとに脚本を書き直し、登場人物を追加し物語も重層化して映画として完成させた。
ネット上の声
- 演出も台詞回しも 劇団色がここまで濃く残っているもは思わなかった ...
- 演技、美術、映像のどれもが深く美しい
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督小野寺隆一
- 主演藤井菜魚子