全6作品。ジェリコ・ルチッチが出演した映画ランキング

歌姫トスカの愛と絶望が、METの豪華絢爛な舞台で蘇る。恋人の命か、自らの貞節か、究極の選択を描くオペラの傑作。

1800年、政治的混乱に揺れるローマ。情熱的な歌姫トスカは、画家の恋人カヴァラドッシと愛を育んでいた。しかし、脱獄した政治犯を匿ったことで、カヴァラドッシは警視総監スカルピアに捕らえられてしまう。スカルピアは、カヴァラドッシの命と引き換えにトスカの体を要求。愛する人を救うため、トスカは恐ろしい取引に応じることを決意するが、その先には過酷な運命。プッチーニの名アリアが彩る、愛と裏切りが渦巻く悲劇の物語。

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場（MET）で上演される最新オペラ公演を映画館で上映する人気企画「METライブビューイング」2018～19シーズンの第3作。酒場の看板娘とギャングの運命的な恋の行方をプッチーニの音楽で彩ったラブストーリー「西部の娘」（2018年10月27日上演）を収録。ゴールドラッシュに沸く19世紀のカリフォルニア。酒場ポルカの女主人ミニーは、初めて店にやって来た男ジョンソンと惹かれ合うが、彼の正体は盗賊団の首領ラメレスだった。ミニーに思いを寄せる保安官ランスはその事実をミニーに暴露するが、彼女は撃たれたジョンソンを匿い、彼の命を賭けてランスとカードの勝負をする。どうにかジョンソンを逃がすことに成功したものの、彼は盗賊団を恨む鉱夫たちに捕まってランスの前に引き出されてしまう。

世界最高峰の歌劇場として知られえるイギリスのロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたバレエやオペラの人気演目を映像収録し、映画館で上映する「英国ロイヤル・オペラ・ハウス　シネマシーズン 2017/18」の1作。シェイクスピアの戯曲にインスパイアされたベルディのオペラ「マクベス」を収録。映画「マンマ・ミーア！」「マーガレット・サッチャー　鉄の女の涙」の監督としても知られるフィリダ・ロイドによる演出版で、セルビア人バリトンのジェリコ・ルチッチがタイトルロールとなるマクベスを演じた。スコットランド王に仕える将軍マクベスは、魔女たちから「王になる」と予言され、野心に燃えるが、予言を現実のものにせんと殺人をも犯してしまい……。

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場（MET）で上演される世界最高峰のオペラをスクリーン上映する人気シリーズ「METライブビューイング」の2014～15シーズン第1作。若き日のベルディがシェイクスピア悲劇に挑んだオペラ「マクベス」（14年10月11日上演）を上映する。11世紀。スコットランドの将軍マクベスは魔女から国王になると予言され、妻と共謀して国王を暗殺。さらに友人である将軍バンクォーも殺害するが、即位を祝う宴会にバンクォーの亡霊が現われる。不安にとり憑かれたマクベス夫妻は、魔女から「バーナムの森が動かない限り王座は安泰」との予言を受けるが、やがて前国王の遺児が率いる軍隊がバーナムの森を動かしながら進軍してくる。METの首席指揮者ファビオ・ルイージがタクトを振り、キャストには人気スターのアンナ・ネトレプコら豪華な顔ぶれが集結。

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場（MET）で上演される最新オペラを映画館で上映する「METライブビューイング」の2015～16シーズン第2作で、ベルディ晩年の名作をブロードウェイの名演出家バートレット・シャーによる新演出で描く「オテロ」（15年10月17日上演）をスクリーン上映。15世紀末、ベネツィア共和国の支配下にあるキプロス島。トルコ軍を倒したムーア人の将軍オテロが、愛する妻デスデーモナのもとへ帰還する。しかしオテロに恨みを抱く旗手イアーゴは、デスデーモナがオテロの部下カッシオと密通しているという嘘をねつ造し、オテロを惑わせる。注目の若手マエストロ、ヤニック・ネゼ＝セガン指揮のもと、アレクサンドルス・アントネンコらスター歌手たちが息もつかせぬ音楽ドラマを繰り広げる。

体の奇形ゆえに道化師をしているリゴレット（ジェリコ・ルチッチ）には、愛してやまない一人娘のジルダ（ディアナ・ダムラウ）がいた。ジルダは道楽者のマントヴァ公爵（ピョートル・ベチャワ）に彼の身分を知らずに恋をしていたが、ある日、リゴレットの毒舌を恨んだ公爵の部下たちがジルダをさらってしまう。そして公爵は、強引にジルダをものにし……。