1940年代ブラジル、精神医療の常識に挑んだ女性医師。患者の心を解放したのは、暴力ではなく絵筆だった。
舞台は1940年代、ブラジルのリオデジャネイロ郊外にある精神病院。ロボトミーや電気ショックが主流の時代に、暴力的な治療法を拒絶した精神科医ニーゼ。孤立無援の中、彼女が始めたのは、絵画や彫刻を用いた革新的な治療法。見捨てられた患者たちに画材を与え、彼らの内に秘めた表現を引き出すアトリエの設立。やがて、その作品は世界的な芸術家たちを驚かせ、ブラジルの精神医療に革命をもたらす大きなうねりへと発展。一人の医師の信念が奇跡を生んだ、感動の実話。
ネット上の声
- これが実話だということに衝撃。暴力的な治療が当たり前だった時代に、患者の尊厳を守り、アートで心を開こうとしたニーゼ医師の信念に胸を打たれました。
- 心に響く、静かで力強い映画。観てよかった。
- 内容は素晴らしいけど、ちょっと見てて辛くなるシーンもあったかな。犬のシーンとか…。
- 昔の精神病院こわすぎw でも、ニーゼ先生みたいな人がいたから今があるんだなあって思った。
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国ブラジル
- 時間109分
- 監督ホベルト・ベリネール
- 主演グロリア・ピレス