雪深いアナトリアのホテルを舞台に、元俳優の男が自らの内面と人間関係の亀裂に向き合う、濃密な人間ドラマ。
トルコ、カッパドキアの雪景色。元舞台俳優でホテル経営者のアイドゥンは、若く美しい妻ニハルと、離婚して出戻った妹ネジュラと共に暮らす日々。知識人としてのプライドから周囲を見下す彼と、慈善活動に心の拠り所を求める妻との間には、見えない溝。ある日、家賃を滞納する一家の少年がアイドゥンの車の窓ガラスを割り、その一件が、彼らが抱える偽善や欺瞞を容赦なく暴き出す。凍てつく冬景色の中、剥き出しになる人間のエゴと孤独。彼らが迎える朝に光は差すのか。
ネット上の声
- 圧倒的な会話劇。これぞ映画の真髄。
- 雪のカッパドキアが美しすぎて…。3時間超えだけど、人間の偽善や本性が炙り出される会話に引き込まれました。人を選ぶけど、ハマる人にはたまらない傑作だと思う。
- とにかく長いし会話ばっか!でも、あのホテル泊まってみたいなぁ。景色と音楽は最高でした。
- 登場人物、みんな口達者でちょっと嫌な感じw でもそれがリアルで、色々考えさせられましたね。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国トルコ,フランス,ドイツ
- 時間196分
- 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
- 主演ハルク・ビルギナー