「UNloved」「接吻」の万田邦敏監督が、個性的な映画監督を輩出している映画美学校とコラボレーションして生み出した長編作品。仕事や会社、恋人にもうんざりしていたアラサー編集者の響子は、ふとしたきっかけで知り合った携帯電話ショップの販売員・西森に「目の前に与えられたもので満足しろ」と諭される。思いついたように犬になる催眠術をかける西森に、響子は犬になったふりをして応える。翌朝から響子は会社に行くのを辞め、西森の家で犬のふりをして暮らしはじめる。最初は驚いていた西森も、すぐに響子を自分の飼い犬として受け入れ、2人は人間同士の犬と飼い主というおかしな関係に没頭していくが……。映画美学校脚本コースの伊藤理恵による脚本を映画化し、フィクションコースのスタッフ、アクターズコースのキャストが参加している。
ネット上の声
- 実験としての犬・映画・人生
- 犬にしても猫にしても犬であり猫であるだけで肯定されるのめちゃくちゃ羨ましいし何よ
- 世の中の仕事はほぼ全て漠然とした主従関係の中にあって、主体性を持ったまま会社であ
- 一見して束縛に見えることが、当人にとっては思考や義務感からの解放として機能する逆
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督万田邦敏
- 主演永山由里恵