離婚のためにパリへ戻った男。彼を待っていたのは、元妻の恋人の妻が昏睡状態に陥った謎と、複雑に絡み合う家族の秘密。
4年ぶりにパリへ戻ってきたアフマド。目的は、別居中の妻マリーとの離婚協議を完了させるため。しかし、彼が足を踏み入れたマリーの家は、見えない緊張感に包まれていた。マリーには新しい恋人がおり、その恋人の妻が自殺未遂で昏睡状態にあるという事実。さらに、マリーの娘リュシーは心を固く閉ざしている。家族の調停役をかってでたアフマドは、リュシーとの対話を通じて、悲劇の裏に隠された「ある過去」の存在に気づく。一つの嘘、一つの秘密が、パズルのピースのように次々と暴かれていく。一体、あの日、何があったのか。登場人物たちの視点が交錯し、一つの真実が浮かび上がる、息詰まるヒューマンミステリー。
ネット上の声
- さすがファルハディ監督。一つの嘘から過去がどんどん暴かれていく脚本が圧巻。登場人物全員が怪しく見えて、最後まで目が離せなかった。人間の複雑さを見事に描いてる。
- 登場人物たちの身勝手さにはイライラするけど、それが逆にリアル。特に子供たちが可哀想で…。後味は悪いけど、深く考えさせられる映画でした。
- 全体的に暗くて重い…。誰にも共感できなくて、見ていて疲れちゃった。もっとスッキリする話が好きかな。
- 息をのむ人間ドラマ。傑作。
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間130分
- 監督アスガー・ファルハディ
- 主演ベレニス・ベジョ