映画館の設置が法律で禁じられているサウジアラビア初の女性監督ハイファ・アル=マンスールが、同国俳優を起用し、すべて国内で撮影したサウジアラビア初の長編映画。10歳のおてんば少女ワジダは、幼なじみの少年アブドゥラと自転車競走がしたいが、母親は女の子が自転車に乗ることに反対する。そんな時、学校でコーラン暗唱コンテストが行われることになり、ワジダはその賞金で自転車を買おうと一生懸命コーランの暗唱に取り組むが……。女性がひとりで外出することや車を運転することが禁じられている同国で、ひとりの少女が女性として生きることの厳しさに直面しつつも、前向きに生きる姿を活写する。
ネット上の声
- イラン映画では社会から抑制された女性を描くものは多いけど、サウジアラビアは初めて
- イスラム圏の人権無視と男女差別を「告発する」ではなくいなす.それがうまい
- ・主人公が厳しい決まりにしばられてるというよりも、私が自由気ままに...
- 少女が自転車に乗るだけで映画になること。
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国サウジアラビア,ドイツ
- 時間97分
- 監督ハイファ・アル=マンスール
- 主演ワアド・ムハンマド