全3作品。パトリシア・ラセットが出演した映画ランキング

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場（MET）で上演されるオペラの名舞台を、上演からわずか数週間後に映画館で上映する「METライブビューイング」の2014～15シーズン第10作。世界的テノール歌手マルセロ・アルバレスと人気演出家デビッド・マクビカーがタッグを組んだレオンカバッロの傑作オペラ「道化師」（15年4月25日）をスクリーン上映する。19世紀後半の南イタリア。とある村に、道化師カニオ率いる旅回り一座がやって来た。一座のスター女優であるネッダはカニオの妻だったが、嫉妬深い夫に嫌気が差して愛人をつくってしまう。ネッダに思いを寄せるトニオによって妻の不貞を知ったカニオは、激怒しながらも芝居の準備を進めるが、次第に芝居と現実との区別がつかなくなっていく。「マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』」との2本立て上映。

1900年のローマ。画家のカヴァラドッシ（ロベルト・アラーニャ）と熱愛中のプリマドンナのトスカ（パトリシア・ラセット）。だが、共和主義者であるカヴァラドッシを捕らえ、さらにはトスカを奪おうと、体制派の警視総監スカルピア（ジョージ・ギャグニッザ）が虎視眈々（たんたん）とその機会をうかがっていた。ある日、カヴァラドッシが脱獄した同志アンジェロッティをかくまったのを知ったスカルピアは、トスカの目前で彼を厳しく拷問する。恋人の解放を条件に体を求められたトスカは、隙を突いてスカルピアを殺害する。