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衝動的な息子と破天荒な母。社会から孤立した親子が、隣人の助けを得て見出す希望と絶望の物語。
カナダ、ケベック州。ADHDを抱える衝動的な15歳の息子スティーヴと、シングルマザーのダイアン。施設から戻った息子との生活は、愛情と憎しみが激しくぶつかり合う日々の連続。そんな二人の前に現れた、向かいに住む引きこもりがちな教師カイラ。彼女の存在が、破綻寸前の親子関係に一筋の光をもたらすかに見えた。しかし、彼らを待ち受けていたのは、あまりにも過酷な現実。鮮烈な映像美で描かれる、母と子の壮絶な愛の行方。
ネット上の声
- 発達障害の息子を育てる母親の話。観ていて本当に胸が苦しくなるシーンの連続だけど、それでも底にあるのは間違いなく愛なんだよね。ラストは涙が止まらなかった。子育て経験者には特に刺さると思う。
- 1:1の画角が広がる瞬間のカタルシスが忘れられない!Oasisが流れるシーンは鳥肌モノ。グザヴィエ・ドラン、間違いなく天才だわ。
- とにかくエネルギーがすごい映画。観終わったあと、どっと疲れた(笑)でも、映像の美しさと俳優の演技に引き込まれました。
- 終始イライラしてしまった。登場人物の誰にも共感できず…。
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国カナダ
- 時間139分
- 監督グザヴィエ・ドラン
- 主演アンヌ・ドルヴァル
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16歳の僕が、世界で一番愛し、そして憎んだ母。思春期の苛立ちと愛情が爆発する、鮮烈な物語。
現代のカナダ、モントリオール郊外。芸術家気質で繊細な16歳のユベールは、平凡で少し下品な母シャンタルの一挙手一投足に苛立ちを募らせる。愛しているはずなのに、口をついて出るのは罵詈雑言ばかり。母から離れて自由になることを渇望した彼は、寄宿学校への入学を決意。しかし、物理的な距離は心の距離を埋めるのか。母への愛と憎しみの間で激しく揺れ動く、思春期特有の葛藤。互いを傷つけ、求め合う親子がたどり着く、一つの答え。
ネット上の声
- フレンチカナディアンのおかんも豹柄が好き
- 愛されたい、ではなく愛したい少年の苦悩
- 天賦の才をまざまざと見せつける。
- ややへヴィだが、完成度は高い良作
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国カナダ
- 時間100分
- 監督グザヴィエ・ドラン
- 主演グザヴィエ・ドラン
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心臓移植をめぐって繰り広げられる喪失と再生の物語を、「預言者」のタハール・ラヒム、「毛皮のヴィーナス」のエマニュエル・セニエ、「Mommy マミー」のアンヌ・ドルバル共演で描いたフランス製ヒューマンドラマ。「聖少女アンナ」「スザンヌ」で注目された新鋭女性監督カテル・キレベレが、メイリス・ド・ケランガルのベストセラー小説をもとに映画化し、命のやりとりに直面した人々の葛藤を静謐なタッチで描き出す。夜明け前、青年シモンは恋人が眠るベッドをそっと抜け出し、友人たちと一緒にサーフィンに出かける。しかしその帰り道に自動車事故に巻き込まれ、病院で脳死と判定されてしまう。報せを受けて病院に駆けつけたシモンの両親は現実を受け入れられないまま、医者から臓器移植コーディネーターのトマを紹介される。一方、パリで暮らす音楽家の女性クレアは重い心臓疾患で臓器提供を待っていたが、若くない自分が他人の命と引き換えに延命することに疑問を感じていた。
ネット上の声
- 「モーリタニアン 黒塗りの記録」で凄く印象に残ったタハール・ラヒムを追っての鑑賞
- 音楽はアレクサンドル・デスプラ
- 命を繋ぐ全ての人に敬意を抱く
- 日本の臓器移植の現状を思う
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間104分
- 監督カテル・キレヴェレ
- 主演タハール・ラヒム