全7作品。ペーター・マッテイが出演した映画ランキング

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場（MET）で上演される最新オペラ公演を映画館で上映する「METライブビューイング」2022～23シーズンの第9作。世界的に注目を集めるオランダの演出家イボ・バン・ホーベがモーツァルトの傑作に挑む「ドン・ジョヴァンニ」（2023年5月20日上演）を収録。 スペインのとある街。プレイボーイとして名を馳せる大貴族ドン・ジョヴァンニは、騎士長の娘ドンナ・アンナに夜這いをかけるが、アンナに騒がれて騎士長を殺してしまう。次は農民マゼットとの結婚を控えるツェルリーナを狙うが、かつて棄てた女ドンナ・エルビーラに邪魔される。ある夜、墓所で騎士長の石像に出会ったジョヴァンニは彼を晩餐に招待し、晩餐に現れた騎士長の石像はジョヴァンニに改心を迫るが……。

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場（MET）で上演される最新オペラ公演を映画館で上映する「METライブビューイング」2019～20シーズンの第5作。精緻で透き通った音楽で社会の歪みをあぶり出したベルクの傑作を、ビジュアルアート界の巨匠ウィリアム・ケントリッジの演出で描く「ヴォツェック」（2020年1月11日上演）を収録。19世紀初頭のドイツ。貧困に喘ぐ兵士ヴォツェックは妻マリーと子どもを養うため、医師による人体実験のモルモットになっている。生活苦に疲れたマリーは鼓手長の誘いに乗り、夫を裏切ってしまう。妻の不倫に気づいたヴォツェックは、酒場で踊るマリーと鼓手長を目撃し、彼女に殺意を抱く。鼓手長はマリーとの関係を自慢し、ヴォツェックに暴力を振るう。不倫を後悔するマリーだったが、ヴォツェックは彼女を森へ連れ出し……。

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場（MET）で上演される最新公演を映画館で上映する人気企画「METライブビューイング」2016～17シーズンの第9作で、愛のすれ違いの悲劇をメランコリーな旋律でつづったチャイコフスキーのオペラ「エフゲニー・オネーギン」 （17年4月22日上演）をスクリーン上映。19世紀ロシアの情景を再現したデボラ・ワーナーの舞台で、アンナ・ネトレプコとディミトリ・ホボロストフスキーという2人の世界的オペラ歌手が共演を果たす。田園地方の地主の娘タチヤーナは、妹の婚約者レンスキーから友人オネーギンを紹介される。社交界の寵児であるオネーギンに一目ぼれしたタチヤーナは、オネーギンに恋文を送るが、冷たくあしらわれてしまう。そんな折、田舎で疎外感を抱いていたオネーギンはレンスキーを挑発して決闘することになり、レンスキーを殺してしまう。数年後、タチヤーナと再会したオネーギンは、公爵に嫁いで社交界の華となった彼女に心を奪われるが……。

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場（MET）の最新オペラ公演を映画館で上映する「METライブビューイング」の2015～16シーズン第3作で、ドイツのバルトブルク城に伝わる伝説をモチーフにしたワーグナーの大作「タンホイザー」（15年10月31日上演）をデジタル映像化しスクリーン上映。13世紀ドイツ、テューリンゲン地方。騎士で吟遊詩人のタンホイザーは領主ヘルマンの娘エリーザベトを愛していたが、愛の女神ベーヌスが支配するベーヌスベルクで官能の闇に迷い込み、愛欲に溺れる日々を送っていた。やがて人間界に戻ったタンホイザーは、バルトブルク城の歌合戦で官能の喜びを歌い上げたことをとがめられ、ヘルマンから贖罪のローマ巡礼を命じられる。MET音楽監督ジェームズ・レバイン指揮のもと、ヨハン・ボータら人気ワーグナー歌手が熱唱する。

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場（MET）で上演されるオペラの名舞台を、上演からわずか数週間後にスクリーン上映する「METライブビューイング」の2014～15シーズン第2作。「あるスキャンダルの覚え書き」など映画監督としても活躍するイギリスの名演出家リチャード・エアーの新演出で送る傑作オペラ「フィガロの結婚」（14年10月18日上演）を上映する。18世紀スペイン。アルマビーバ伯爵の家臣フィガロは、小間使いのスザンナとの結婚を目前に控えていた。そんなある日、伯爵が初夜権を復活させてスザンナと一夜を過ごそうと企んでいることを知ったフィガロは、伯爵を懲らしめてやろうと決意。夫の冷たい態度に悩む伯爵夫人の協力も得て策略をめぐらすが、フィガロに恋する女中頭マルチェッリーナや小姓ケルビーノらも巻きこんで大騒動に発展する。

中世のスペイン。キリストを貫いた聖槍と血を受けた聖杯を護持するアムフォルタス王（ペーター・マッテイ）は、魔性の女クンドリ（カタリーナ・ダライマン）の誘惑によって聖杯を収奪されてしまう。王を助ける「聖なる愚か者」の登場を待つ王の臣下は、純粋な青年パルシファル（ヨナス・カウフマン）と出会うが、そのパルシファルにクンドリの魔の手が忍び寄り……。