日本のフラメンコの先駆者で世界的ダンサーとして知られる長嶺ヤス子の素顔に迫ったドキュメンタリー。直腸ガンから復帰した長嶺の現在の姿をありのままに映すことで、生きることとはなにかを問う。昭和11年、福島に生まれ、フラメンコはスペイン人が踊るものとされていた昭和35年には単身スペインへ渡った長嶺は、伝統や民族の壁を越えてダンサーとして独自の表現を獲得していく。フラメンコに留まらず、和学やロック、サンバ、読経まで幅広い表現領域を持つ長嶺が、表現者としての栄光と葛藤の歴史を語るほか、100匹以上の捨て犬や猫と暮らしているという私生活にもカメラをいれ、長嶺の「命」に対する思いを明らかにしていく。
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督大宮浩一
- 主演長嶺ヤス子