心的内面は持たないが外見は通常の人間と区別がつかない状態・存在を指す脳科学用語「哲学的ゾンビ」に着想を得て、哲学ゾンビとなった妻を救うべく奮闘する男を描いた奇想天外な不条理ロマンス。
悟と亜居の夫婦は不法投棄された廃材を拾ってきてオーダーメイド玩具を作りながら慎ましく暮らしていた。ある日、意図せず持ち帰った昆虫から未知の寄生体が亜居の頭蓋内に侵入し、亜居は脳を蚕食されて少しずつ壊れていく。感染が拡がりつつあるこの寄生体疾患には感染者同士が属性を共有しあうという奇妙な特性があり、不運にも亜居は連続殺人鬼の属性を継承してしまう。1カ月後、すべての脳細胞を失い自我を喪失した亜居は、完全なる「哲学ゾンビ」となっていた。法律によって危険生物と見なされた亜居は、殺処分の宣告を受ける。
「森のカフェ」の管勇毅が主人公・悟、「許された子どもたち」の門田麻衣子が妻・亜居を演じる。アメリカで研究職に従事しながら数多くの短編映画を制作し、近年は医療啓発ドラマを手がける伊刀嘉紘が長編初監督・脚本を手がけた。
            
            
                
                        ネット上の声
                        
                            
                                - タイトルから想像するB級ホラーかと思いきや、めちゃくちゃ深い哲学的な話だった。夫婦の在り方について考えさせられる。これは傑作。
- 設定が斬新で引き込まれた。主演の二人の演技が素晴らしい。
- 哲学ゾンビって何?って感じで、正直よくわからなかった。退屈だった。
- タイトルに惹かれて鑑賞。良い意味で裏切られた。
 
            
            
                
                        ヒューマンドラマ
                
            
            
                
            
            
            
                
                    - 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督伊刀嘉紘
- 主演管勇毅