「父 パードレ・パドローネ」「サン★ロレンツォの夜」などのカンヌ受賞作で知られるイタリアの巨匠タビアーニ兄弟が、2012年・第62回ベルリン国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞したドラマ。実際の刑務所を舞台に本物の服役囚たちを起用し、シェイクスピアの戯曲「ジュリアス・シーザー」を演じることで起こる囚人たちの変化を描き出していく。ローマ郊外にあるレビッビア刑務所では、囚人たちによる演劇実習が定期的に行われており、ある年、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」が演目に選ばれる。オーディションでブルータスやシーザー、キャシアスなどの役が次々と決まっていき、本番に向けて刑務所の至るところで稽古が行われる。すると囚人たちは次第に役と同化し、刑務所はローマ帝国の様相を呈していく。
ネット上の声
- 刑務所で行われる演劇実習『ジュリアス・シーザー』に出演する囚人たちの稽古シーンを
- 総ての人の心中に存在するブルータスとシーザー
- ドラマ性のある異色のドキュメンタリー
- シーザーはイタリア語ではチェーザレ!
劇団、 刑務所、 ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国イタリア
- 時間76分
- 監督パオロ・タヴィアーニ
- 主演コジーモ・レーガ