一杯のスープが、いのちを救う。90歳を超える料理研究家・辰巳芳子が、その生涯をかけて伝える「食」の本質と哲学に迫るドキュメンタリー。
料理研究家、辰巳芳子、90歳。彼女が生涯をかけて作り続けるのは、病に倒れた父のために考案した「いのちのスープ」。旬の野菜や自然の素材の力を最大限に引き出し、弱った体を内側から癒すその一杯は、多くの人々の心と体を救ってきた。本作は、辰巳芳子の日常に密着し、その丁寧な手仕事、食材への深い愛情、そして「食は生命の根源」という揺るぎない哲学を映し出す。便利さが優先される現代社会で、私たちが忘れかけている本当に大切なものは何か。一杯のスープを通して、生きることの尊さを静かに、しかし力強く問いかける感動の記録。
ネット上の声
- どうしたらより良く愛せるか?
- ひとりの人間として尊敬できる
- 映画にする必要があったのか
- ていねいに 生きる
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督河邑厚徳
- 主演辰巳芳子