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父の死をきっかけに再会した、長年疎遠だった兄弟。一台のオンボロ車でイタリアを巡る旅は、失われた時間と家族の絆を取り戻すための旅路となる。
舞台は現代イタリア。性格も生き方も正反対で、長年互いを避けるように暮らしてきた二人の兄弟。突然の父の訃報を受け、彼らは数年ぶりに顔を合わせる。父が遺したのは、一台の古いオンボロ車と、遺灰を故郷の海に撒いてほしいという遺言だった。ぎこちない雰囲気の中、二人は一台の車で故郷を目指す旅に出ることを余儀なくされる。旅の道中で蘇る幼い頃の記憶、些細なことから始まる言い争い、そして今まで知らなかった互いの苦悩。衝突を繰り返しながらも、彼らは少しずつ心の距離を縮めていく。旅の終わりが近づく頃、二人が疎遠になった決定的な過去の出来事が明らかになる。
ネット上の声
- 生々しいメール、親の修羅場、模様替えで心機一転、親子の本質を問う、金継ぎの例えが
- 二人の父親のもと幸せに育った男の子が自分の出生と向き合う中で愛や家族のつながりを
- なにが大切か、それをブレずにしかもクスッと笑えるのも心地がよくサクッと見れる(胸
- 男女の親だろうと、父が2人の親だろうと夫婦喧嘩の原因は同じようなものなんだな、と
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国イタリア
- 時間90分
- 監督マルコ・S・プッチョーニ
- 主演フィリッポ・ティーミ
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20世紀のシチリア島を舞台に、激動の時代を生きた一族三代の愛と人生を描く、壮大な叙事詩。
舞台は20世紀、イタリア・シチリア島の小さな町バゲリーア。貧しい羊飼いの家に生まれた少年ペッピーノの目を通して、激動の時代を生きた一族三代の物語が紡がれる。ファシズムの台頭、第二次世界大戦、そして戦後の混乱。歴史の荒波に翻弄されながらも、ペッピーノは情熱を胸に政治の道を志し、愛する女性と家族を築く。しかし、彼の前には貧困、イデオロギーの対立、そしてマフィアの影が立ちはだかる。故郷への愛と自らの信念を貫こうとする男の、笑いと涙に満ちた人生。壮大な映像美で描く、一大叙事詩。
ネット上の声
- 大好きな監督の作品だったのですが・・・・
- 4コマ漫画の羅列のような前2時間が痛い。
- シチリアの人々のたくましさに感動です
- 良いなぁ~と思える箇所は多くない。
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間151分
- 監督ジュゼッペ・トルナトーレ
- 主演フランチェスコ・シャンナ
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近代建築の巨匠ル・コルビュジエと、史上最高額で落札された椅子を手掛けたことでも知られるデザイナーで建築家のアイリーン・グレイ。華やかな時代に生きた2人の建築家の人生に隠されたドラマを、実際の建築や家具などをふんだんに取り入れた映像とともに描いていく。1920年代、気鋭の家具デザイナー、アイリーン・グレイは自身の別荘「E.1027」を南仏の海辺に完成させる。彼女の建築デビュー作であるその別荘は、のちに建築史に残る傑作と称されることとなるが、長い間、コルビュジエの作とされていた。その事実の裏には、光り輝く才能を発揮するアイリーンに対する、コルビュジエの嫉妬と欲望が絡まりあう、愛憎のドラマが隠されていた。アイリーンをBBCの人気ドラマ「MISTRESS ミストレス」のオーラ・ブラディ、コルビュジエを「インドシナ」のバンサン・ペレーズ、当時フランスで歌手として名をはせたマリサ・ダミアをアラニス・モリセットが演じる。
ネット上の声
- 『アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー』のポスターによく似た女優オーラ・ブラディ
- 建物(E.1027)が主役の映画です。
- 映像は美しい・・・。それだけかな。
- 創造できるもの、できないもの
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国ベルギー,イギリス
- 時間108分
- 監督メアリー・マクガキアン
- 主演オーラ・ブラディ