20世紀の激動に翻弄されながらも、愛と安住の地を求め続けた一人の女性の半生を壮大なスケールで描く歴史叙事詩。
1919年、ロシア革命の戦火を逃れたギリシャ人難民たち。その中に、幼い少女エレニの姿。故郷を目指す長い旅の始まりは、彼女の波乱に満ちた人生の序章。ギリシャ内戦、独裁政権、そして第二次世界大戦という歴史の渦に巻き込まれ、愛する者との出会いと死別を繰り返すエレニ。時代に引き裂かれながらも、彼女は生きる希望を失わず、安住の地を求めて旅を続ける。一人の女性の視点から20世紀ギリシャの悲劇を映し出す、壮大な映像詩。
ネット上の声
- アンゲロプロス監督の集大成。20世紀ギリシャの悲劇を、一人の女性の視点から描く壮大な叙事詩。息をのむような映像美は圧巻で、3時間という長さを感じさせない。歴史に翻弄される人々の姿に涙した。
- とにかく映像が綺麗で、一枚一枚が絵画みたい。内容はすごく重くて悲しいけど、エレニの過酷な人生が心に深く残りました。観てよかった。
- 映像はすごいんだけど、とにかく長くて難解だったかな…。歴史の知識がないとちょっとキツいかも。好きな人はハマると思う。
- 圧倒的な映像美。ただただ凄い。
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国フランス,ギリシャ,イタリア
- 時間170分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演アレクサンドラ・アイディニ