スウェーデンの夏、三世代の女性たちが語る愛と性の記憶。母から娘へと受け継がれる、抑圧と解放を巡る心理ドラマ。
舞台はスウェーデンの人里離れた邸宅。病に伏せる年老いた母のもとに、娘のエリザベットとその娘レナが訪れる。母の死を前に、三世代の女性たちはそれぞれが抱える過去と向き合うことに。奔放な母への反発から厳格に生きてきたエリザベット。自由を求める孫娘レナ。そして、死の床で過去の恋愛を追想する母。彼女たちの会話を通して、封印されていた家族の秘密、満たされなかった欲望、そして男性との関係性が赤裸々に浮かび上がる。過去と現在が交錯する中で、彼女たちは自らの人生の意味を見出していく。女性の視点から愛と性の本質を鋭く描いた、心理ドラマの傑作。
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国スウェーデン
- 時間---分
- 監督マイ・ゼッタリング
- 主演ケーヴェ・イェルム