イラン・イラク国境の極寒の地。病気の弟を救うため、少年は命がけの密輸に挑む、家族の絆の物語。
舞台は、厳寒のイラン・イラク国境地帯に暮らすクルド人の村。両親を亡くし、幼いきょうだいの面倒を見る12歳の少年アヨブ。彼の弟マディは重い病を患い、手術をしなければ余命いくばくもない状況。アヨブは手術費用を稼ぐため、大人たちに混じり、凍てつく山を越える過酷で危険な密輸の仕事に身を投じる決意。寒さを紛らわすために酒を飲まされ、千鳥足で雪道を進む騾馬のように、少年もまた過酷な運命に立ち向かう。果たして彼は弟を救えるのか。
ネット上の声
- ドキュメンタリーかと思うほどのリアリティ。国境地帯で生きる子供たちの姿が胸に突き刺さる。これは紛れもない傑作。
- 子供たちの演技が凄すぎて、もはや演技には見えなかった。タイトルの意味を知ってさらに衝撃。
- 過酷な環境なのに、姉弟の絆が美しくて涙が出た。映像もすごく綺麗。
- ちょっと重すぎて見てるのが辛かった…。
家族、 社会派ドラマ
- 製作年2000年
- 製作国イラン・イスラム,フランス
- 時間80分
- 監督バフマン・ゴバディ
- 主演アヨブ・アハマディ