若く美しい妻は、なぜバルコニーから身を投げたのか。残された男の回想が、愛と断絶の真実を静かに炙り出す。
パリのアパルトマン。一人の男が、バルコニーから身を投げて死んだ若き妻の亡骸を見つめている。彼は、質屋で出会った彼女との結婚生活を回想し始める。なぜ、彼女は自ら死を選んだのか。言葉少なで謎めいた妻の心の内を、彼は理解しようと記憶を辿る。しかし、思い出されるのは、すれ違う心と埋めがたい魂の溝ばかり。ロベール・ブレッソンが描く、愛の不可能性と人間の孤独。
ネット上の声
- ハァハァ…ドミニクサンダかわいい…ハァハ
- ブレッソンの(女に対する)慧眼
- 語り口の少ない手法が魅力的
- 明晰である故の凶器。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国フランス
- 時間89分
- 監督ロベール・ブレッソン
- 主演ドミニク・サンダ