娼婦から足を洗い、愛する息子と新たな人生を。戦後ローマの片隅で、母の切なる願いが引き起こす悲劇。
第二次世界大戦後のローマ。長年娼婦として生きてきたマンマ・ローマは、過去を捨て、一人息子のエットレと暮らすため堅気の仕事に就く。郊外の新興住宅地で始める、ささやかで幸せな生活。しかし、非行に走る息子との溝、そして彼女の過去を知るかつてのヒモの出現。必死に築き上げようとした平穏は、無情にも崩れ去っていく。息子の未来のため、全てを捧げる母の愛の絶叫。その先に待つ、あまりにも過酷な運命。
ネット上の声
- モノクロながら強烈な色!
- 【”パゾリーニ監督、こんなヒューマンドラマも製作していたんだ!”売春婦として生きて来た母が、自分の息子だけには真っ当な道を歩ませたいという思いを描いた作品。】
- 『テオレマ』が風変わりながらもインパクトが強くて良かったので、調子に乗ってパゾリ
- 「フェリーニのローマ」でちらりと顔を見せたアンナ・マニャーニ
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国イタリア
- 時間106分
- 監督ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 主演アンナ・マニャーニ