大正時代の信州、故郷の歌に夢を託した若者たちの青春。巨匠・溝口健二が描く、詩情豊かな音楽ドラマ。
舞台は大正時代の信州・木曽路。村の青年・直治は、村に伝わる民謡「木曽節」を愛し、その歌を世に広めることを夢見ていた。彼は仲間たちと共に音楽団を結成し、村人たちの反対を押し切って東京を目指す。しかし、都会の厳しい現実と、夢を追うことの困難が彼らを待ち受ける。故郷への想い、仲間との友情、そして音楽への情熱。若者たちのひたむきな姿を通して、夢を追いかけることの尊さと故郷の温かさを描く、感動の物語。
ネット上の声
- 台詞字幕の雀の絵が可愛い!
- ここでの教訓めいたものは、昨今では、もはや田舎者の間に流布する諦めの言説でしかな
- 文部省が日活に製作を委託したいわゆるプロパガンダ映画で、溝口の現存最古の作品
- 2017年10月17日 国立近代美術館フイルムセンター大ホール
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1925年
- 製作国日本
- 時間42分
- 監督溝口健二
- 主演木藤茂