1974年アフリカ植民地戦争の最前線。一人の兵士が語るポルトガル史に、栄光はあったのか。
舞台は1974年、泥沼化するアフリカ植民地戦争。ポルトガル軍の若き少尉と兵士たちは、終わりなき戦闘の合間に自国の歴史を語り始める。「なぜ我々はここで戦うのか」。その問いは、古代から大航海時代、そして近代に至るまで、ポルトガルが経験した数々の輝かしくも悲劇的な敗北の歴史へと遡っていく。英雄たちの挑戦、無謀な戦い、そして空しい結末。歴史上の敗北と、目の前の不毛な戦争が重なり合う時、兵士たちは「支配の空しい栄光」の意味を知る。巨匠が描く壮大な歴史哲学詩。
ネット上の声
- 右から読んでも左から読んでも、NON!
- 過去の総決算
- 難しい・・・
- 武力によって他国を征服する空しさをポルトガルの歴史と現代をシームレスにかけ合わせ
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国ポルトガル,スペイン,フランス
- 時間110分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演ルイス・ミゲル・シントラ