失踪した一人の男。婚約者と共にその行方を追うドキュメンタリー。しかし、虚構と現実の境界線は次第に曖昧になっていく。
舞台は1960年代、高度経済成長期の日本。プラスチックセールスマンとして働く平凡な男・大島裁が、ある日忽然と姿を消す。警察の捜査も行き詰まり、婚約者の早川佳江はテレビの公開捜査番組に出演。これをきっかけに、監督・今村昌平によるドキュメンタリー映画の制作が開始。佳江と取材班は、大島の足跡を辿り、彼の同僚や家族、そして謎の女へと聞き込みを続ける。しかし、関係者の証言は食い違い、大島の実像は霧の中。やがて、調査は佳江自身の過去にも及び、撮影しているはずの現実そのものが揺らぎ始める衝撃の展開。
ネット上の声
- 真実とは? 既成枠を超えた実験的作品
- ひとつのルーツではあるけれど
- フィクションではない
- フィクションではない
ドキュメンタリー
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督今村昌平
- 主演露口茂