時代を揺るがした暗殺者たちの思想と狂気。血盟団事件を中心に、日本の近代史の闇を抉る衝撃の実録ドラマ。
昭和初期、政治腐敗と経済格差が深刻化する日本。国家の現状を憂う青年たちは、過激な思想に傾倒していく。本作は、井上日召が率いた右翼団体「血盟団」による血盟団事件を中心に、桜田門外の変から二・二六事件に至るまでの数々の暗殺事件を克明に再現。貧困にあえぐ農村出身の青年、小沼正が、なぜ財界の要人暗殺という凶行に至ったのか。純粋な憂国の念が狂気のテロリズムへと変貌する過程を、ドキュメンタリータッチで描写。歴史の転換点で、自らの信じる正義のために引き金を引いた者たちの壮絶な記録。
ネット上の声
- 「明治維新を挟む十数年間、日本全国に起こった暗殺事件は史実に明らかなものだけでも
- 血盟団事件と法華教の関わりについて
- 暗殺されたのは経済通要人が多い
- 中島貞夫監督の「暗殺」9連発
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間142分
- 監督中島貞夫
- 主演若山富三郎