何者にもなれない若者たちの、退屈でリアルな日常。その倦怠感の先に見える微かな光を描く青春群像劇。
日本のどこにでもある地方都市。特に夢もなく、アルバイトで生計を立てる信雄と、その周りに集まる友人たち。彼らの日常は、特別な事件も起こらない、退屈な日々の繰り返し。しかし、その単調さの中に、将来への漠然とした不安や苛立ちが少しずつ溜まっていく。現状を打破したい焦りと、何をすればいいか分からない無力感。仲間とのくだらない会話や悪ふざけで現実から逃避する毎日の中で、彼らはささいな出来事をきっかけに、自分たちの「生活」と向き合い始める。この曇り空のような停滞から、一歩踏み出すことはできるのか。
ネット上の声
- 映画芸術最新号で中島貞夫追悼文で熊切和嘉、山下敦弘 向井康介の文が出てて、大阪芸
- なんだか、温度低いけど、あったかいなぁ。
- 好きな監督の処女作を観るのが好きです
- 卒業制作で2年かけて作った作品
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督山下敦弘
- 主演山本浩司