ロック歌手スティングの85年のアルバム「ブルー・タートルの夢」の84年春のレコーディング、ツアーの模様を収めたロック・ドキュメンタリー。製作はデイヴィッド・マンソン。エグゼクティヴ・プロデューサーはジル・フリーセンとアンドリュー・メイヤー。監督は「歌え! ロレッタ 愛のために」のマイケル・アプテッド。撮影はラルフ・ボード、編集はロバート・K・ランバート、美術はフェルディナンド・スカルフィオティが担当。出演はスティングの他にオマー・ハキム(ドラム)、ダリル・ジョーンズ(ベース)、ケニー・カークランド(キーボード)、ブランフォード・マルサリス(サックス)、ドレット・マクドナルド(バックヴォーカル)、ジャニス・ベンダービス(バックヴォーカル)など。映画はまず新バンドを組んだスティングの記者会見の模様を捉える。ポリスを解散して黒人のジャズメンらと組んだスティングに、その理由を聞く質問がとぶ。次に、画面はパリでの初コンサートのリハーサル風景を映し出す。場所は、パリから15キロほど郊外にある美しい古城クールソン。その城には音響のすぐれたミュージック・サロンがあるのだ。すでにアルバムのカッティングは終わり、ライヴとは違った個々のトラックが出来上がっていた。メンバーはそれぞれに様々な素材を加えてアレンジしなおす。やがて、いよいよワールド・ツアーの最初を飾るパリでのコンサートが開始する。新バンドの新曲はもちろん、ポリス時代のもの、黒人ブルース2曲など十数曲(セット・ゼム・フリーラシアンズチルドレンズ・クルセイドロクサーヌブリング・オン・ザ・ナイト等)が歌われる。その間、部屋の中でインタビューに答えるスティングの姿が挿入される。自分の人生観、音楽に関する考え方を語る彼。映画のクライマックスは、彼の妻トゥルーディー・スタイラーの出産シーンだ。コンサートのその日、スタイラーの陣痛が始まった。2日目のコンサートが終わったすぐ後に、彼女は無事出産する。その瞬間を、フィルムは克明に記録し、その感動的なシーンがそのままコンサートの興奮へとダブる。アンコールに応えて、舞台でソロで歌うスティング…。
ネット上の声
- 学生時代当時ジャスも聴き始めた事もあってビデオに落として繰り返し見た
- スティング本人もインタビューで説明しているが、バンドが生まれる瞬間の映画は珍しい
- The Policeの解散後、スティングがソロになって初めてのアルバム「ブルータ
- とても良かったです
- 製作年1985年
- 製作国アメリカ
- 時間97分
- 監督マイケル・アプテッド
- 主演スティング