「未来世紀ブラジル」などで知られる鬼才テリー・ギリアムが1977年に手がけた単独長編監督デビュー作で、ルイス・キャロルのナンセンス詩をモチーフにした冒険ファンタジーコメディ。ギリアム監督も所属したイギリスのコメディ集団「モンティ・パイソン」のメンバーであるマイケル・ペイリンが主演を務め、中世の王国を舞台に怪獣退治に巻き込まれた青年の奮闘を、ブラックユーモアを散りばめながら描き出す。村娘に片思いする純朴な青年デニスは、樽職人だった父の死をきっかけに、仕事を求めて旅に出る。一方、王国を治めるブルーノ王は凶暴な怪獣に悩まされており、強い騎士を探すためトーナメント大会を開催することに。王国にたどり着いたデニスもトーナメントに参加するはめに……。2022年7月、シネマート新宿ほかにて4Kレストア版をリバイバル公開。
ネット上の声
- このあとの『バンデットQ』(1981)『バロン』(1988)につながるスタイルやブラックユーモアの片鱗が見受けられましたね。
- ブリューゲルの『バベルの塔』をインスパイア。 鳥肌もの。 2024...
- 単独初監督の時点で反骨のビジュアリスト=ギリアム節が全開!
- ギリアムのソロ監督デビュー作に4Kで触れられる喜び
ファンタジー、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年1977年
- 製作国イギリス
- 時間104分
- 監督テリー・ギリアム
- 主演マイケル・パリン