イランの工事現場で芽生えた、少年の一途な恋。言葉も交わせぬ不法就労の少女へ向けられた、切ない想い。
イランの首都テヘランにある建設現場。17歳の少年ラティフは、自分の仕事を奪ったアフガン難民に憎しみを抱いていた。しかし、その相手が、家族を養うために男装して働く少女バランだと知った時、彼の心に変化が訪れる。憎しみは、言葉も交わせぬ彼女への一途な恋心へ。ラティフは身分を隠し、危険を冒して彼女を助けようと奔走する。しかし、不法就労者である彼女たちを待っていたのは、あまりにも過酷な運命だった。一枚の髪どめが繋ぐ、切なくも美しい愛の軌跡。
ネット上の声
- セリフは少ないのに、主人公の青年の一途な眼差しだけで全部伝わってくる。厳しい現実の中でも失われない優しさに胸を打たれました。イラン映画、奥が深い。
- 不器用だけど真っ直ぐな主人公の気持ち、なんか分かる気がする。淡い恋心が良かった。
- とにかく切なくて、美しい。
- 映像はすごく綺麗だった。でも、なんで主人公がそこまでするのか、感情移入しきれない部分もあって少し置いていかれた感じかな。
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間96分
- 監督マジッド・マジディ
- 主演ホセイン・アベディニ