「月曜日に乾杯!」などで知られるジョージア出身の名匠オタール・イオセリアーニが1962年、当時ソ連の構成国だったジョージアで手がけた中編作品。物質的な豊かさを求めるうちに心が通いあわなくなったカップルが愛を取り戻すまでを、セリフを用いずに映像と音のみで描き出す。
ある仲の良いカップルが、家具も電化製品もないアパートの一室で新生活を始める。他の住人の生活を見るうちに物欲が沸き、部屋には多くのものが増えていくが、次第に2人の心はすれ違うようになってしまう。
旧ソ連では「抽象的、形式主義的」という理由から上映禁止となり、2000年・第53回カンヌ国際映画祭で復元版が特別上映された。日本では2004年開催の特集上映「イオセリアーニに乾杯!」で初公開。
ネット上の声
- 瑞々しい寓話作品
- この日は、落葉〜歌うつぐみ〜四月の順で鑑賞
- とても可愛らしくて
- サイレントでも成立しそうな映像だっただけに、切り離せば実験音楽的な効果音がうるさ
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国ジョージア
- 時間48分
- 監督オタール・イオセリアーニ
- 主演ギア・チラカーゼ