14歳の少女監督が見た、戦争の傷跡と人々の希望。映画作りを通して映し出す、アフガニスタンのリアル。
タリバン政権崩壊後のアフガニスタン。映画監督の姉サミラ・マフマルバフの新作『午後の五時』の撮影を手伝うため、14歳のハナが現地を訪れる。彼女の役割は、映画に出演してくれる素人を探すキャスティング。しかし、カメラを向けると人々は逃げ惑い、女性は撮影を固く拒否。長年の戦争と圧政が人々の心に残した深い傷跡を目の当たりにする。ハナは、手持ちの小さなデジタルカメラで、困難なキャスティングの様子を記録し始める。少女の純粋な視線が、復興への希望と、未だ癒えぬ現実の狭間で生きる人々の姿を映し出す、衝撃のドキュメンタリー。
ドキュメンタリー
- 製作年2003年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間73分
- 監督ハナ・マフマルバフ
- 主演サミラ・マフマルバフ