1960年代前半のイギリス、ヨークシャー地方を舞台に、労働者階級の少年とハヤブサの交流を、厳しさとあたたかさの同居する繊細なタッチで描いた、イギリスの名匠ケン・ローチ監督初期の傑作。母と兄と3人で暮らす15歳の少年ビリーは、ある日見つけたハヤブサの巣からヒナを持ち帰り、ケスと名付けて飼い始める。学校では教師からも同級生からもひどい扱いを受ける彼は、ケスと過ごす時間だけが唯一の楽しみとなっていく……。
ネット上の声
- 【貧しい少年が、鷹の幼鳥を育て始め生き甲斐を感じ始めた時に起きた現実の非情さ。厳しい現実をリアリズム溢れるトーンで描くことを信条とするケン・ローチ監督の萌芽を感じさせる作品。】
- 救いのない少年の姿にケン・ローチらしい社会の矛盾への強い怒りを感じる
- 踊れない『リトル・ダンサー』はこう言った人生が待っている。
- 潔さに、却って心の深くにまで突き刺さる
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国イギリス
- 時間112分
- 監督ケネス・ローチ
- 主演デヴィッド・ブラッドレイ