西ドイツの米軍基地近くの村。欲望と退廃が渦巻く中で、一人の男が犯した罪が引き起こす破滅のフィルム・ノワール。
1960年、西ドイツの田舎町。米軍の航空基地建設によって、村は俄かに活気づき、ドルと欲望が渦巻いていた。トラック運転手のロベルトは、基地から盗んだ砂利を闇で売りさばき、日銭を稼ぐ男。ある夜、彼は恋人とのドライブ中に誤って人をはねてしまう。罪の発覚を恐れたロベルトは、死体を盗んだ砂利の下に埋めて隠蔽。しかし、その日から彼の日常は、罪悪感と疑心暗鬼という黒い砂漠に飲み込まれていく。警察の捜査、共犯者との亀裂、そして新たな恋。一つの罪が、男の人生を静かに、しかし確実に破滅へと導いていく。
ネット上の声
- イタリアの黒い霧
- フランチェスコ・ロージが、実業家の怪死から、国際石油資本の実態を描いた骨太の作品
- これは高校2年ぐらいの時に観た作品だったけど、ちょっと難しくてよく分からなかった
- 【第25回カンヌ映画祭 パルムドール】
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国イタリア
- 時間117分
- 監督フランチェスコ・ロージ
- 主演ジャン・マリア・ヴォロンテ