20世紀の文学界を揺るがした革命的ムーブメント「ヌーヴォー・ロマン」の代表的作家アラン・ロブ=グリエが1963年に発表した映画監督デビュー作。休暇を過ごすためイスタンブールにやって来た教師の男は、陽気だがどこか謎めいた美女と出会う。男は彼女との邂逅を重ねるうち、その不可解さに妄執をかき立てられていき……。従来の劇映画の概念を大きく逸脱した過激な語り口が賛否両論を呼び、ルイ・デリュック賞を受賞した。出演は「唇によだれ」のフランソワーズ・ブリオン、「王手飛車取り」のジャック・ドニオル=バルクローズ。日本では、特集上映「アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ」(18年11月23日~、東京・シアター・イメージフォーラム)で劇場初公開。
ネット上の声
- 幻影はそれが視える者にとっては現実
- 静と動、光と影の使い方が好き。理解しない。
- 尖塔の下の家には女が囚われている
- マイナス志向だけれど、面白い。
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国フランス
- 時間---分
- 監督アラン・ロブ=グリエ
- 主演フランソワーズ・ブリオン