巨匠イングマール・ベルイマンが描く、愛に渇く魂の彷徨。結婚生活に絶望した女性の内的葛藤を映し出す、心理ドラマの傑作。
第二次世界大戦後のヨーロッパを旅する一組の夫婦。夫との冷え切った関係に苦しむ妻は、車窓を流れる景色を眺めながら、過去の記憶へと沈んでいく。情熱的なバレエダンサーだった過去、満たされなかった恋愛、そして結婚という名の孤独な牢獄。彼女の心は、愛と自由への抑えがたい「渇望」で満ちていた。旅の途中で出会う人々との交流が、彼女の内に秘めた感情をさらに揺さぶる。果たして、彼女はこの精神的な渇きから解放される道を見つけ出すことができるのか。人間の孤独と愛の不可能性を鋭くえぐる、魂の物語。
ネット上の声
- ベルイマンが描く夫婦関係の本質
- ベルイマン作品の女性たちは誰も幸せそうに見えないのです
- 現代に通じる夫婦の在り方
- ベルイマン初期の頃の作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国スウェーデン
- 時間85分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演エーヴァ・ヘニング