写真の中の女「ローラ」に取り憑かれた男。寺山修司が描く、記憶と幻想が交錯する迷宮の物語。
1970年代、東京。一人の男が、一枚の古い写真に写る謎めいた女性「ローラ」に心を奪われる。彼は彼女の過去を探り始めるが、その過程で現実と妄想の境界は次第に曖昧に。関係者の証言は食い違い、ローラの人物像は万華鏡のように変化し続ける。男は果たして真実のローラに辿り着けるのか、それとも自らが作り出した幻想の虜となるのか。寺山修司の実験的映像美学が炸裂する、アイデンティティを巡るシュールな探求。
ネット上の声
- 仕掛け自体よりも「映画の中で予定された通りに振る舞うこと」というメタな権力関係が
- 映画なのになんで「ユーロライブ」でやるんだろう?と思っていたら、こんなことが起き
- 画面に向かって見ている者を挑発するように語りかける3人の売女と、座席にいた仕込み
- 上映中、劇場でご本人が実際にパフォーマンスをしてくれる貴重な鑑賞体験ができた
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間9分
- 監督寺山修司
- 主演小野正子