第二次大戦前夜、ロシアに留学した中国人少年少女の数奇な運命を通し、戦争の悲惨さを訴えた反戦映画の大作。全編ロシア・ロケ、キャストのほとんどがロシアとドイツ人俳優、台詞の多くもこの2ヶ国語と、従来の中国映画の概念を大きく打ち破る異色作。「僕たちは戦争を憎んでいる」との監督の発言どおり、苛烈なタッチが胸を打つ。企画・製作・監督・脚色の4役を務めたのは『失われた青春』(88、日本未公開)で第五世代に次ぐ若手映像作家と呼ばれた葉纓。同作の原作者でもある人気作家・王朔と企画を立て、国内に存命中のソ連留学経験者10数名に取材し、3年を費やしてシナリオ化。92年に一旦クランク・インするも中断、94年にロシアのゴーリキー青少年映画製作所の協力で撮影を再開し、完成にこぎ着けた。主演の郭柯宇と徐嘯力は映画初出演の新人。少女ナディアを演じるリアンナ・イリニツカヤは、ロシアの人気子役スター。『第19回中国映画祭95』で初上映された。
ネット上の声
- 何故にそんな無謀な行動をとってまで命を落とすかと、虚しい気持ちになり、辛すぎる映
- なんでこんな邦題つけちゃったの
- なんでこんな邦題つけちゃったの
- 中野武蔵野館で鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国中国
- 時間122分
- 監督イエ・イン
- 主演クオ・カーユイ