純真な少女が、偽善に満ちた社会の闇へと転落していく。サイレント映画の傑作が描く、一人の女性の壮絶なる魂の遍歴。
1920年代ドイツ。薬局の娘として何不自由なく育った純真な少女ティミアン。しかし、父の助手に誘惑され妊娠したことで、彼女の人生は暗転。未婚の母となった彼女は、偽善的な家族に勘当され、過酷な感化院へと送られてしまう。そこから脱走した彼女が生きるために辿り着いたのは、夜の世界。社会の最底辺で、人間の欲望と偽善を目の当たりにしながらも、彼女は必死に尊厳を求め続ける。一人の女性の転落と再生を通して、社会の欺瞞を鋭く告発するサイレント期の金字塔。
ネット上の声
- 日記に鍵が掛かっていても意味無いじゃん!
- ルイーズ・ブルックスの神がかった存在感は声が聴けないサイレント期特有のもののよう
- ルイーズブルックスが感化院を抜け出すとき、仲間たちがみんなで指導員たちを抑えたり
- 感化院の微笑みハゲのキャラが強過ぎて他全部飛びそうだったが確かにフェミニズム映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1929年
- 製作国ドイツ
- 時間110分
- 監督G・W・パブスト
- 主演ルイーズ・ブルックス