オペレット映画「ワルツ・タイムの二つの心」を作って名声を斯界に走らせたゲザ・フォン・ボルヴァリーが監督した映画で、「旅愁」のトルーデ・フォン・モローが主演するもの。助演者はオペレット映画にはお馴染みのヴィリ・フォルストを始めとし、有名な舞台監督であり且つ俳優でもあるグスタフ・グリュントゲンス、舞台出のアレクサンダー・グラナッハ、アントン・ポイントナー、フリッツ・オデマー、マックス・ギュルストルフ等である。シナリオを執筆したのはワルター・ライシュで、古参のキャメラマンたるウィリー・ゴールドベルガーが撮影を担任し、そして作曲には「ワルツ・タイムの二つの心」の作曲者ロベルト・シュトルツが再び力を致している。又、舞台装置は「罪と罰(1923)」「三文オペラ」と同じくアンドレ・アンドレイエフの手になったものである。
- 製作年1932年
- 製作国オーストリア
- 時間95分
- 監督ゲツァ・フォン・ボルヴァリー
- 主演ヴィリ・フォルスト