その昔「さらば青春」「火鉢」「感激は何処に」等をものし、トーキー初期作品では「ミス・ヨーロッパ」が上映されて以来、絶えて作品の輸入を見なかったアウグスト・ジェニーナ監督作品で、ゴンクール賞受賞のジョゼフ・ペイレ作の小説を映画化したものである。主演俳優はフルヴィア・ランツィ、アントニオ・チェンタ、フォスコ・ジアケッチ等の現イタリア映画界第一線の人々で、グイド・チェラーノ、チェザレ・ポラッコ、フランチェスカ・ダルペ等が助演している。撮影は「銅鉄」「おもかげ」のマッシモ・テルツァーノとアンキーゼ・ブリッツィが協力して担任した。36年度ヴェニス国際映画祭でムッソリーニ賞を授賞。
- 製作年1936年
- 製作国イタリア
- 時間---分
- 監督アウグスト・ジェニーナ
- 主演フルヴィア・ランツィ