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映像作家ジョナス・メカス、25年ぶりの帰郷。失われた時を求める旅が、個人の記憶と亡命者の望郷を映し出す映像詩。
第二次大戦中に故郷を追われ、アメリカへ亡命した映像作家ジョナス・メカス。本作は、彼が25年ぶりにリトアニアを訪れた際の旅の記録。手持ちカメラが捉えるのは、再会した家族の姿、懐かしい村の風景といった、ごく私的な記憶の断片。劇的な出来事は起こらない。しかし、揺れる映像の連なりは、戦争に引き裂かれた個人の歴史と、故郷を想う普遍的な感情を静かに描き出す。これは一人の男の帰郷の記録であり、全ての故郷喪失者のための鎮魂歌。
ネット上の声
- 詩人ジョナス・メカスの作品は映像詩といわれていますが、言語化、表象化される以前の
- 記録の断片を継ぎ接ぎしてるだけなのにとてつもない程エモーショナルな感情が込み上げ
- これが初めてのジョナスメカスだけど、メカスもまた、世界を救おうとかいう大義名分の
- ジョナス・メカスの生い立ちについて無知なまま鑑賞してしまったから、ある意味実に無
ドキュメンタリー
- 製作年1972年
- 製作国アメリカ
- 時間87分
- 監督ジョナス・メカス
- 主演ジョナス・メカス
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前衛映画の巨匠ジョナス・メカスによる映像日記。60年代ニューヨークの日常の断片が紡ぐ、詩的でパーソナルな4年間の記録。
「日記映画」の父、ジョナス・メカスが1964年から68年にかけて撮り溜めた16mmフィルムの記録。舞台は60年代のニューヨーク。アンディ・ウォーホルやジョン・レノン、オノ・ヨーコといった時代の寵児たちとの交流。友人たちとのパーティー、季節の移ろい、街の風景。カメラが捉えるのは、ドラマティックな事件ではなく、ありふれた日常の断片。その手持ちカメラの揺らめきとリズミカルな編集が生み出す映像は、極めて詩的で美しい。過ぎ去っていく一瞬一瞬を慈しむように切り取った、パーソナルでありながら普遍的な生の賛歌。
ネット上の声
- 学生時代ヘンリーDソローの「森の生活」に傾倒して訳者違いで3冊読み耽った私にとっ
- やっぱりメカスは『リトアニアへの旅の追憶』だと思うけれど、『ウォールデン』の在り
- タル・ベーラの映画を「驚異的な長回し」と評する文章があったが、こちらは言うなれば
- 『リトアニアへの旅の追憶』から続けて見たせいで、後半は目がガンギマリで腰も痛み出
ドキュメンタリー
- 製作年---年
- 製作国---
- 時間---分
- 監督ジョナス・メカス
- 主演ジョナス・メカス
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「マジック・ランタン・サイクル」など実験映画、アンダーグラウンド映画で知られる伝説的映像作家ケネス・アンガーの謎や映画術に迫ったドキュメンタリー。アンガーが自らの遍歴を語るインタビューのほか、アンガーの盟友ジョナス・メカスへのインタビューや豊富なアーカイブフッテージで構成。アンガーが映画の道を志した少年時代や、インディペンデント映画を学ぶためにヨーロッパに赴きジャン・コクトーやマヤ・デレン、ルキノ・ビスコンティ、ピエル・パオロ・パゾリーニらと交流を持ったという逸話、「マジック・ランタン・サイクル」に収録された作品の舞台裏などが語られる。監督はイタリア人映像作家のエリオ・ジェルミーニ。
ネット上の声
- ケネスアンガーも死んでしまった!!
- ケネスアンガー追悼ということで
- 追悼ケネス・アンガー
- 自身を語る
ドキュメンタリー
- 製作年2006年
- 製作国カナダ
- 時間71分
- 監督エリオ・ジェルミーニ
- 主演ケネス・アンガー