大学生たちの日常をユーモラスかつ軽快なタッチでとらえた青春映画。「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を観て映画製作を志した元モデルのオーストラリアの女性映画作家、エマ=ケイト・クローガン(72年生まれ)の初長編映画で、製作費4万5千ドル、撮影期間17日という超低予算作品。アメリカのインディーズ映画の影響の色濃いポップなセンスが魅力的。原案・製作はスタヴロス・アンドニス・エフシミオウ、脚本はクローガンとイェール・バーグマン、ヘレン・バンディスの共同で、彼らが大学生活で体験したエピソードや知人たちを物語やキャラクターに反映させている。撮影はジャスティン・ブリックル、音楽はオレ・ウィターで、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの『日曜の朝』のほか、オーストラリアのバンドの楽曲、さらにスウェーデンのカーディガンズの『カーニヴァル』などを挿入曲として使用。出演は長編映画初出演のフランセス・オコナーとラダ・ミッチェル、オーストラリア演劇界で活躍するアリス・ガーナーとマシュー・ディクティンスキー、「ミュリエルの結婚」のマット・デイほか。
ネット上の声
- 最後のMV風青春謳歌宣言でトドメをさされる
- 同じ趣味を持つこと
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国オーストラリア
- 時間79分
- 監督エマ=ケイト・クローガン
- 主演フランシス・オコナー