第三次世界大戦後のパリ。静止した写真で綴られる、記憶と時間を巡るSF映画の金字塔。
舞台は第三次世界大戦で廃墟と化した未来のパリ。地下に暮らす人類の生き残りである一人の男。彼の脳裏には、幼い頃に空港の送迎台(ジュテ)で見た、ある女性の顔と男の死という強烈な記憶。その記憶の強さゆえに、科学者たちの時間旅行の実験台に選ばれるという「きっかけ」。彼の目的は、過去と未来を繋ぎ、人類を救うこと。しかし、過去への旅で彼は記憶の中の女性と出会い、恋に落ちる。断片的な記憶と運命のループという苦難。果たして彼は、定められた運命から逃れることができるのか。静止画のみで構成された、革新的な映像詩。
ネット上の声
- 試論 SFではなく 『ふくろうの河』では
- 『12モンキーズ』の原案にもなった傑作SF
- 30分で描かれた滅亡と希望の過程です。
- まるで原爆の影のような終末感
人類滅亡後、 タイムトラベル、 SF
- 製作年1962年
- 製作国フランス
- 時間29分
- 監督クリス・マルケル
- 主演エレーヌ・シャトラン