映画史に燦然とその名を刻むイタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティの監督第2作。シチリア出身作家の長編小説をベースに描いた物語で、プロの俳優を一切起用せず、シチリア島の漁師たちを出演させてドキュメンタリータッチに撮影した意欲作。イタリア・ネオレアリズモの代表的作品として知られる。1948年・第9回ベネチア国際映画祭国際賞受賞。小さな村で漁師を生業としているバラストロ一家。寝ずの漁を行っても網元から搾取され、貧しい生活は好転しない。見かねた長男のアントニオは、網元からの独立を決意するが……。日本では90年に初公開。2017年には「ルキーノ・ヴィスコンティ 生誕110年 没後40年メモリアル イタリア・ネオレアリズモの軌跡」と題した特集で、修復されたデジタル2Kリマスター版が公開。
ネット上の声
- リアリズム表現のひとつの境地にある、ヴィスコンティ初期の特異な代表作
- ヴィスコンティの凄さを痛感した作品です
- ただ前を向いて生きて行く
- 未来を見据えて今を生きる
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間161分
- 監督ルキノ・ヴィスコンティ
- 主演アントニオ・アルチディアコノ