イタリア、シチリア島の貧しい漁師一家。卸売業者の搾取からの解放を夢見た、誇りと悲劇の物語。
第二次世界大戦後のイタリア、シチリア島の小さな漁村。代々漁師として生きてきたヴァラストロ家の長男ントーニは、卸売業者による不当な搾取に憤る正義感の強い青年。彼は家族を説得し、家を抵当に入れて自分たちの船を購入。仲買人を通さず、自分たちの力で生活を切り開こうとする大きな賭け。しかし、その挑戦は村の秩序を乱すものとして周囲の反感を買い、さらに非情な自然の猛威が一家を襲う。ささやかな希望は、過酷な現実の前に打ち砕かれていく。
ネット上の声
- リアリズム表現のひとつの境地にある、ヴィスコンティ初期の特異な代表作
- ヴィスコンティの凄さを痛感した作品です
- ただ前を向いて生きて行く
- 未来を見据えて今を生きる
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間161分
- 監督ルキノ・ヴィスコンティ
- 主演アントニオ・アルチディアコノ