スイス・アルプスの峻厳な大自然に孤立して暮らす一家。外界から隔絶された世界で、聾唖の少年と姉の間に芽生える、禁断の愛と悲劇の予感。
舞台は、文明から隔絶されたスイス・アルプスの山頂。そこで自給自足の生活を送る、父、母、姉、そして聾唖の弟の四人家族。厳しくも美しい大自然だけが彼らの世界のすべて。言葉を話せない弟にとって、唯一の理解者は姉のベッリ。思春期を迎えた二人の間には、家族以上の親密な感情が静かに育まれていく。しかし、その純粋な絆は、閉ざされた世界の中で危険な熱を帯び、やがて越えてはならない一線を越えようとする。逃れられない運命と自然の摂理が、一家に静かな、しかし決定的な崩壊をもたらす予兆。
ネット上の声
- 『薄気味悪い』と言えば、『何を言っている』と思うでしょ。でも。
- 人里離れたスイスの山中で他人と関わらず自給自足で暮らす一家
- この映画に出会った人は見て下さい。
- スイスの山奥での神話のようなお話
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国スイス
- 時間118分
- 監督フレディ・M・ムーラー
- 主演ヨハンナ・リーア