ヌーボー・シネマ・スイスの旗手として知られる名匠フレディ・M・ムーラーが1985年に発表し、ロカルノ国際映画祭でグランプリにあたる金豹賞を受賞した作品。アルプスの雄大な自然に囲まれた地で、ほぼ自給自足の生活を送る4人家族。10代半ばのろう唖の弟は、その不自由さに時にいらだちながらも、両親や姉の愛情を受けて健やかに育つ。ある日、故障した草刈り機に腹を立てた弟は、それを投げ捨てて父の怒りを買ってしまう。家を飛び出した彼は、山小屋で1人で暮らし始める。姉はそんな弟を心配して食料などを届け、2人は山頂で焚火を囲みながら楽しい時間を過ごす。やがて、姉の妊娠が発覚し……。日本では86年に劇場初公開。2020年2月には、デジタルリマスター版でリバイバル公開。
ネット上の声
- 『薄気味悪い』と言えば、『何を言っている』と思うでしょ。でも。
- 人里離れたスイスの山中で他人と関わらず自給自足で暮らす一家
- この映画に出会った人は見て下さい。
- スイスの山奥での神話のようなお話
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国スイス
- 時間118分
- 監督フレディ・M・ムーラー
- 主演ヨハンナ・リーア