第二次世界大戦末期、独裁者ヒトラーの山荘で過ごす一日。歴史の狂気と権力者の孤独を描く衝撃の歴史ドラマ。
舞台は1942年、第二次世界大戦下のドイツ。バイエルンアルプスの山荘で過ごす独裁者アドルフ・ヒトラーと、その愛人エヴァ・ブラウンの謎に満ちた一日。側近たちに囲まれながらも、彼が抱えるのは猜疑心と孤独。一方のエヴァは、退屈な日常からの解放を夢見る。歴史の怪物としてではなく、一人の人間としてのヒトラーの凡庸さ、そしてその内面に潜む狂気の断片。歴史のうねりから切り離されたかのような閉鎖空間で繰り広げられる、不気味で滑稽な会話の数々。やがて訪れる破滅を予感させる、権力者の知られざる肖像。
ネット上の声
- 「独裁者たちのとき」のまったり感はここでもみられる
- 密度の濃い空間を造り上げてしまう映像表現
- 稀な映画、III (絵画のような映像が、、)
- エヴァとヒットラーの不思議な関係
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国ロシア,ドイツ,日本,イタリア,フランス
- 時間108分
- 監督アレクサンドル・ソクーロフ
- 主演エレーナ・ルファーノヴァ